マスタークラス
2008/02/13(Wed)
そう言えば今回、このイベントと同じ日には別の会場で「リクナビ」の就職イベントがあったり、「COMITIA」があったり「リボーン」のオンリー即売会があったりと、かなりごった煮な状態でした。
そのため行く途中の道では、スーツに身を包んだリクルートだったり、コスプレっぽい衣装だったりと、結構賑やかでした(笑
会場内は会場内でスコットランドの民族衣装に身を包んだ人が居たり、和服だったりタキシードだったりと、負けてはいません。

それでは昨日に続き、「マスタークラス」のお話し。

大学の授業のように、各社が用意したとびっきりのウイスキーとトークを楽しむイベントです。
いや、人によっては真面目に勉強のために参加していた人も多いでしょうが。
一回1時間程度で、全部で三つ選択することができます。

わたしが選んだのは次の三つ。

「バルブレア蒸留所」
「ベアード ブルワリー」
「スプリングバンク蒸留所」

中には演奏会をやったり、チョコレートとウィスキーのベストマリアージュ(幸せな結婚)を探してみたり、未発表や新製品をいち早く試せたりなどなど、いろいろあるようです。


一つ目「バルブレア蒸留所」

初めてのマスタークラスにわくわくしながら会場に向かうと、既に部屋の外まで芳しい香りが漂ってきます。
ペンを片手に席につくと、机の上には五種類のウイスキーにあのお水。
時間になるとスクリーンに美しい自然に囲まれた蒸留所が映され、営業担当の方から慣れた感じで所々笑いをちりばめたご挨拶を。
英語なので美人の通訳さんが訳して伝えてくれますが、それでも流石と言わざるをえないプレゼンです。
全く知識の無いわたしも、全く飽きずにグイグイ話しに引き込まれていきます。
あっという間にバルブレア蒸留所について一通り話し終わると、営業の方から「マスターブレンダー」へバトンタッチ。
先ほどの唄うようなトークとは打って変わって、いかにも職人と言った感じで技法やウイスキー作りに対するプライドや情熱を力強く語ります。
そしていよいよ試飲。
今回用意されたのは5種類、それぞれマスターブレンダーらしくしっかりと楽しみ方などを一杯ずつ伝えてくれます。

・「New make spirit」 68.2%
結論から言うと、5種類の中でわたしがこれが一番好みです。
透明な液体からは甘いさわやかな香りがし、口に含むとナッツが特徴的なフルボディ(しっかりとした)味。
ちなみにこの頃は「テイスティングノート」にいろいろと書き込んでいるので、まだ記憶が鮮明です(笑

・「バルブレア 1997」 43%
バニラの香りで、レーズンのかすかな味がフルーティーでした。

・「バルブレア 1989」 43%
こちらはバナナの香り。
フルコースの後に呑みたくなると説明されましたが、確かにデザート感覚で非常に呑み易かったです。
まさに別腹。

・「バルブレア 1979」 46%
15バレル 3000本限定なのですが、こちらも1989よりもさらに呑み易い感じでした。
しかしこいつは単品で楽しみたくなる味です。
マスターブレンダー曰く「呑み易いのですが、お前は特別だよ。 と語りかけて呑んでやってください」との事です。

・「バルブレア 1975」 46%
他のと違い、スペインシェリー樽で創られました。
日本未発売でこちらも3000ボトル限定。
流れるように柔らかい口当たりですが、喉を過ぎるとどっしりと深い味わいで、なによりチョコレートの後味が面白かったです。

どれも同じバルブレアなのに、年代によってここまで味が違うのかと驚きましたし、1時間があっという間の楽しい授業でした。
学生時代もこんな講義が受けたかったなぁ。

次のマスタークラスまでは時間があるので、友人と合流しつつ昼食。
に、しようかと思っていたのですが、合流したあとトイレに行ったらはぐれてしまいました(汗
携帯を使おうとしても、見ると圏外。
しょうがないので一人で席を確保して食べようとしたところ、ついでに同席した方といろいろ談笑。
なんでも埼玉の方のお店でバーテンダーさんをやっているらしく、お酒の知識も抱負だしトークも上手い良い人でした。
楽しい食事を済ませたら、あっという間に次の時間になってしまったので、別れを惜しみながら移動です。


二つ目「ベアード ブルワリー」


正直、ここのマスタークラスは最高に楽しかった!

写真のとおり、ビールが6種類と脇にどけられるようにウイスキーが二つ。
ここに申し込む時、「ウイスキーの間にビールですか? 悪酔いしちゃいますよ」と忠告頂いたのですが、なんでウイスキーの祭典なのにビール講座があるのか気になってしまって、ついつい申し込みました(笑

さて他のマスタークラスと比べると、非常にあっさりとしたまるでメモのようなレジュメが一枚。
おや?と思っていると、壇上には二名のみ。
こちらは家族経営の会社なので、ベアードブライアンさんとベアードさゆりさんとの事です。
かなり流暢な日本語で、まずはさらっとレジュメに書いてあることを読み上げます。
メモ程度なので20分もせずに、終わってしまいます。
これは「外した」かなぁと考えた瞬間、「さて、まずは呑んでください。わたしは日本の居酒屋が大好きなので、お話ししながら呑みましょう」。
その後は、ひたすらクラフトビール(地ビール)に対する情熱を語り、まるで我が子を自慢するかのように並べられたビールを一つ一つ情熱を込めて説明してくれます。
いやー、もう面白い。
最初は質問もちょっと固めな質問が多かったのですが、そのうち。
「奥さんとのなれ初めは?」「東京に店ださないの?」「日本の大手ビールはどう思う?」などなど盛り上がっていきます。
ブライアンさんもビールを呑みながら、笑いを交えてまさに居酒屋(笑
「大手のビールとはわたしの求めている所は違うけど、サントリーのプレミアムモルツ美味いね」とか、「わたしに言わせればやっぱりビールは温度だよ、冷蔵はダメだね」とか「第三種とかありえない」などなど、発泡酒と地ビールの関係から日本の税務署についてまで、いやもう楽しい楽しい。
そして最後の方になり、ようやくとある疑問が。
「このビールの横にある、二つのウイスキーは何ですか?」
当然わたしも気になっていたのですが、その答えに爆笑。

「主催者の意向です」

うわっ、見も蓋も無い(笑
結局これが何なのかさっぱりわかりませんでした。
一応クラフトビールの感想を。

・「ライジングサンペールエール」
好き嫌いがありますが、わたしはペールエールは好きです。
甘いフルーティーな味でした。

・「帝国 IPA」
とってもある意味ビール「らしく」、肉料理に合うとの事です。

・「アングリーボーイ ブラウンエール」
う、うーんなんか上手く表現できません(汗
確かにアルコール度数高めなのですが、なんと言ったら良いか、、、。
美味いとか不味いとかじゃないのですよ。
怒った感じと言う説明も、いまいち良く分からなかったりします。

・「黒船ポーター」
チョコレートやコーヒーのようなかすかなほろ苦さ。
スタウトは好きです。

・「ダークスカイインペリアルスタウト」
あ、あんまり上記の黒船との違いがいまいち、、、。
黒船の方が好きかな。

・「ダブルピストンウィスキーバレルボック」
や、まあ製造方法そのまんまの名前です。
それはともかく憧れの「ボック」ですよ♪
美味い、とにかく旨かった。

結局ほとんど全部飲み干して、談笑しながらそのまま終了。
いやー、凄く楽しい時間でした。
東京にできたら一度は顔を出したいと思います。


三つ目「スプリングバンク蒸留所」



すいませんすいません、ごめんなさい。
実はもうこの頃にはかなり酔いが来ていました。
周りを見回すと、うつらうつらしている人が何人も。
しまいには説明してくださってる方も「それではみなさんが寝てしまわないうちに、試飲しましょうか」と言い出してしまうほど(汗
まるで大学の真面目な教授の授業で居眠りをしてしまうような感じでした。
いや、真面目で丁寧で良い講義だということは意識の片隅でわかったのですが、体が言うことをきかず。
またこの説明してくださる人が、タキシードをぴしっと着込んだ老紳士。
もう申し訳なくて。
一応全て呑みましたが、味は「旨かった」としか感じないと言うダメダメな状態。
うー、もったいない。

ふらふらになりながら帰宅したのですが、翌日が休みで本当に良かったと実感。
ひたすら水を飲んで寝たら、昼頃の目覚めはすっきり爽快!
素晴らしい体験をありがとうございました。
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